ホネ について
ホネってカッコいんじゃね?
僕がそう考え始めたのは物心ついた頃。よりもっと前だったかもしれない。
男の子はみんな恐竜が好きだ。ただ僕の興味の矛先は過去に滅んだ恐竜の化石ではなくて、今身近にいる生物のホネだった。こういうと気持ち悪いが、僕は小学校4年生くらいまでイノシシとマングースしかいないような本当の山奥に住んでいたため、車に引かれた野生動物や飼っている犬達の『死』というものはいつも近くにあった。
だからか社会一般とはその辺の意識が違うのは確か。
アーラミーバイ(ハタの仲間)の骨格標本
ホネに対して怖いとかグロいなどというイメージが無い。
ただただフォルムとしてかっこいい。体を支えるデザインとしても完ペキに洗練されていて美しい。ちょっとでもズレなんかがあると一つにならないという神のみぞが知るこの設計力にも関心。
慣れてくると魚の顔見れば大体のホネの付き方はわかるようになる。っていう謎のスキルも持ってますww
そしてこのアーラミーバイの標本、は実は訳アリで本来骨格標本っていうのは茹でたり土に埋めたりしてホネだけの状態にしていくのだけれど、
こいつは潮が引いた海を散歩している時にたまたま巨大なホネの一部を見つけて、その周囲を散策していくとあれよあれよと言う間に一つずつバラバラのパーツが見つかっていき、結果、ほとんど全身のホネを拾い集め、それを組み立てて完成させたというもの。
宝探しをしている気分だった。
まあ要するに、何かの理由でこの巨大魚が死に👉浅瀬に流れ着き👉それを小魚がバラバラに持って行って食べた
ということなのだろうけど、あれはすごい面白い体験だったなあ。
たぶん40kgくらいの魚かな
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