青いニジマス
ニジマスといえば頬から尾ビレにかけて入った朱色のラインが特徴的な魚だ。
絵で描こうと思ったときにも、極端な話、マスっぽいシルエットにピンクか赤のラインを入れてあげればニジマスとして十分成立する。普通のニジマスならね。
普通のニジマスってこんな感じね。(これはパタゴニア産)
ただ、その僕的ニジマスの定義を覆すニジマスに去年行ったニュージーランドで僕は出会ってしまった。
早朝。氷河の雪解け水からできた青い湖で釣りをしていた僕の竿に グググ!! と明確なアタリが来た。『ニュージーランド初の魚だ!』と興奮しながらも慎重にやり取りをしていると、糸の先に青い湖よりももっと青い謎の魚がウネウネと暴れていた。
『 なんだこいつ!!? 』
マス類への知識が乏しい僕にとってはまさに新種だった。
『ニュージーランドの固有種じゃね!』かなり盛り上がった。
しかし結論から言おう。
これはニジマスだ。僕のfacebookの投稿を見て詳しい方が教えてくれたのだが、通称ブルーバックと呼ばれるタイプのニジマスらしい。
環境に応じて体色を変化させた個体。つまりこの場合は青い湖に合わせてこのニジマスも自らが青くなったというわけだ。
鳥などの空からくる天敵に見つからないための防護色なのだろう。
身を守るための変化とはあれ、なんとも魅力的な色だ。
#ブルーバック
#ニジマス
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